美白成分には、
- メラニンの生成を抑制する働きと、今あるメラニンを薄くする2つの働きを持つ成分と
- ただ単にメラニンの生成を抑制するだけの成分
の2種類があります。
今あるシミやそばかすを薄くしたい場合は、メラニンを薄くする働きがある成分を配合した美白化粧品を選びましょう。
この中で代表的な成分として、ビタミンC誘導体とハイドロキノンがあります。
化粧品に配合しても安定性が低く、浸透力が悪いビタミンCを改良した成分が、ビタミンC誘導体です。
メラニンの生成を抑制するだけでなく、還元作用によって今あるメラニンを薄くします。
さらにこの、ビタミンC誘導体には3種類あり、
- 水溶性
- 油溶性
- 水溶性と油溶性の2つの性質を持つもの
があります。
この中で浸透力が高い成分が、水溶性と油溶性の2つの性質を持つAPPSです。
従来のビタミンC誘導体の100倍の浸透力といわれています。
次にあるハイドロキノンは、別名お肌の漂白剤です。
メラニンの生成を抑制したり、メラニンを漂白する働きがあります。
かつては医師の処方がないと使用できませんでしたが、薬事法が改正されて化粧品にも配合されるようになりました。
ハイドロキノンの濃度が高いほど美白作用が期待できますが、濃度が高いほど刺激が強くなります。
化粧品には1~4%ほど配合されています。
1~3%程度なら比較的安全性があり、刺激が少ないです。
4%以上だと即効性がありますが刺激があり、肌が弱い方は赤みがでたり、ヒリヒリを感じることがあります。